山形は初雪が降り、短い秋が終わりを告げ冬にだんだんと向かっています。
季節の変わり目、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は授業の様子をレポートします。
以前にもこのブログでも紹介しました家具・インテリアデザイン演習2(藤田先生・降旗先生)の授業。
前回は、ご協力いただく秋田木工さんの工場見学の様子をレポートしましたが、今回は学生それぞれのデザインが決まり、実際に制作が始まりましたのでその様子をレポートします。
デザイン画、図面をチェックしながら制作に取り組みます。
図面に間違いがないか、先生のチェックも入ります。
これが、これから曲げる木材たちです。
加工前は、丸棒も角材もこんなにまっすぐです。
授業には、秋田木工の職人の天童さんに講師として来ていただき、曲げ木のやり方、コツを教えていただきます。
まっすぐだった材料も、釜で蒸して、金属の治具に固定すると写真のように曲げることができます。
言葉で説明してもわかりにくいので、写真で曲げる作業の様子をお伝えします。
釜で蒸した木材を取り出します。奥に見える丸いふたがついているものが釜です。
材料の木材の片面に、治具をあて、もう一方の面に薄い金属の板をあてます。
治具と木材を固定しながら、徐々に曲げていきます。
みんなで力を合わせて曲げていきます。
最終的には、こんな感じで治具と木材をしっかり固定してしばらく置きます。
木材を曲げることは、木材にとってはとても大きな負担がかかるので途中で割れてしまったり、亀裂が入ってしまったり、なかなか思うようにいきませんが学生たちは頑張って制作に取り組んでおります。
さて、どんな椅子が完成するのでしょうか。
制作が進んだら、また改めてレポートしたいと思います。